CPAP外来について
睡眠時無呼吸の受診を希望の方は耳鼻科外来を受診して下さい。
初診の方はまず耳鼻科外来を受診して下さい。(初診の方は予約をお取りすることができません)
.担当医師 | 耳鼻科 小川医師 |
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外来診療日 | 月・水・木・金の8:30から11:30までの受付で、診療開始は9:00より |
- 他院からの紹介の方で、紹介状のFAXを他院から当院地域連携室へ健康保険証のコピーとともに送っていただくことが可能な方については、条件つきで、事前予約が可能です。
一般的な診察の流れ
- 耳鼻科外来受診
(問診・身体測定(BMIなど)・鼻のレントゲン・鼻腔通気度検査・診察・鼻咽腔ファイバー) - 簡易PSG検査(自宅で行う検査)・睡眠日誌(自己にて記入)
- 約一か月後に外来受診(結果説明と追加検査(呼吸機能検査・重心動揺検査・咽喉レントゲン)
- 簡易PSGの結果で精密PSG検査を一泊入院で行います。(検査の説明は別に表示)
- 上記の流れで検査データ結果のAHI値(簡易検査40以上、精密検査20以上の方が対象)でCPAP適用な場合は健康保険の適応となる為、毎月1回の受診が必要となります。
精密PSG検査について
- 一泊入院にて、行う精密検査です。
- 簡易PSGで中等度・重症の方等が対象となります。
- 入院当日は15時に来院、翌日朝7時頃をめどに検査を行います。
- 測定する項目は、脳波・筋電図・眼球運動図・睡眠中の呼吸状態を見るため、鼻の気流と腹部・胸部の動き・血液中の酸素飽和度等を同時に測定します。
- この検査で眠りの深さ・時間、睡眠障害の有無、無呼吸・低呼吸の有無と重症度、脈拍の変動・睡眠中の体位との関係を解析・診断します。
(睡眠中の姿勢をテレビモニターで撮影するのもこの為) - 検査中は身体にセンサー・電極を取り付けますが、痛みを伴う検査ではありません。
- 検査の結果・解析には約3週間かかりますので、精密検査の予約と同時に耳鼻科外来にて、3週間後の診察予約を取ってください。
- 一泊二日の検査料及び入院料については、3割負担の方で約40,000円が必要となります。
- 検査実施日は月・木・金のいずれかで完全予約制となっております。
- 精密PSG検査についての予約や詳しい説明については、耳鼻科外来で看護師に確認してください
睡眠時無呼吸症候群の治療
治療には、減量を含めて原因に応じた治療が必要です。
CPAP(経鼻持続陽圧呼吸治療)
睡眠1時間当たりに生じる無呼吸および低呼吸の回数が、簡易PSGで40以上、精密PSGで20以上の方は、この治療をお勧めしています。CPAP治療は保険適応となるため、必ず担当医師の診察が毎月1回の受診が必要になります。鼻マスクを介して閉塞した気道に圧をかけて、自動的にやさしく空気を送り込む治療です。
空気の圧力により、閉塞した気道を広げて呼吸できるようにします。根本的な治療ではありません。臨床工学技士が機器の説明や設置等を当院で実施しており、マスクの調整等の不具合にも対応しています。
口腔内装置
重症でない方で、咽頭扁桃の狭窄がある場合に有効です。マウスピースを装着します。
睡眠呼吸障害の診断
簡易PSG・精密PSGの検査結果をもとに、睡眠時無呼吸(SAS)の診断をします。
また、睡眠時無呼吸以外の睡眠障害にも広く対応しています。担当医師が診断・治療方針決定を行っています。
簡易PSG・精密PSG検査の解析
簡易PSGでは、酸素飽和度・呼吸記録から、無呼吸・低呼吸の鑑別。また、精密PSGでは脳波記録から覚醒・睡眠の深さ、呼吸記録から閉塞性無呼吸・低呼吸などの鑑別を行い、各PSG検査は担当検査技師が解析を行っています。
CPAP機器の指導
CPAPデータは月ごとに機器内のSDカード等をもとにレポートを作成し、使用時間(使用率)・マスクリーク(空気の漏れ)・などを評価しています。
長期使用者患者さんではデータの中長期的な変動も考慮し、定期的な再評価も必要です。また、CPAP導入にあたり機器の使用説明、マスク装着の指導や、レポート作成などは臨床工学技士が行っています。
外来担当医表
◎:初診担当 (非):非常勤医師
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
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◯ | ◯ |
診療時間
- 予約制
13:30 ~ 15:00 随時変更あり
担当窓口は耳鼻科外来になります。
休診・代診情報
休診代診情報はありません。
診療実績
PSG検査の実績
(2020年)
簡易PSG | 449 件 |
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精密PSG | 182 件 |
睡眠潜時(MSLT) | 44 件 |