
理念
姫路聖マリア病院は
キリスト教の倫理
に基づき運営される
運営方針
心の通った、愛ある医療の実践のために
- 私たちは、患者の人権と意思を尊重し、多職種協働のチーム医療により、患者中心の医療を実践します
- 私たちは、他施設との連携を図り、地域の医療と健康の増進に取り組みます
- 私たちは、救急医療、急性期医療、周産期医療、回復期医療をとおして地域完結型医療に貢献します
- 私たちは、緩和ケア、スピリチュアルケア、心のケアを専門のチームで支えます
- 私たちは、重い障害のある人達の健康と豊かな人生を支えます
- 私たちは、より安全で質の高い医療とケアを提供できるよう互いに学び、研鑽に努めます
輸血に関する基本方針
当院では生命尊重の立場から、輸血なしでは生命の維持が困難であり、かつ急を要する場合は、輸血を施行することを基本といたします。
治療の上で輸血が必要な場合は、施行前に当院専門職員が説明いたします。
輸血に関してご事情のある方は、出来る限り早めにご相談ください。
維持透析に関する基本方針
当院では医療人としての信条、およびカトリックの精神に鑑み、患者さんならびにご家族の意思に基づくものであっても、意図的な生命短縮を招く透析見合わせ行為は、原則行わない事を基本といたします。
患者さんの権利・患者さんへのお願い
- 患者のみなさまの権利
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医療は患者さんと医療機関との十分な信頼関係で成り立っております。
当院では、すべての患者さんに次の権利があると考え、尊重した医療を行います。- 患者さんは、現在の医療制度で許される範囲の適切な医療を公平に受けられます。
- 患者さんの人としての尊厳はあらゆる場面で尊重されます。
- 患者さんは、検査・治療について十分な説明と情報提供を受けられます。
- 患者さんは、説明と情報提供を受けた上で、医療行為などをご自身の意思で選択することができます。
- 患者さん、または患者さんが同意した代理人のご希望により、診療記録等を見て頂くこともできます。
- 診療の過程で得られた患者さんの個人情報は法律の範囲で守られます。
- 患者さんへお願い
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当院では、次のことを十分ご理解いただき、適切な医療のためにご協力をお願い致します。
- 現在の医学・医療には限界が多く、常に希望される結果が得られない場合があり、時にはご希望に反する結果になることがあることをご理解ください。
- 良質な医療を実現するために、患者さんご自身の健康に関する情報をできる限り正確にお伝えください。
- 医療に関する説明を受けられてご理解できない場合は、納得できるようお聞きください。他の医療機関のご意見(セカンドオピニオン)を求めることを希望される場合は、喜んで協力しますので、ご遠慮なくお申出ください。
- 安全のためには患者さんの協力も必要ですので、よろしくお願い致します。
- すべての患者さんが適切な医療を受けられるために、他の患者さんの迷惑にならないようご協力ください。
- 医師をはじめ医療従事者は、患者さんの権利が守られるよう努めますが、病院の方針や良心に反する行為を求められた場合、医療従事者は拒否することがあります。
- 当院は教育・臨床研修機関でもありますので、研修医・看護学生などが研修実習を行っております。ご理解と御協力をお願い致します。
- 当院にご意見・ご要望、あるいは苦情がある場合には担当者が承りますので、ご遠慮なくお申出ください。
- 子どもの患者さんの権利
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- あなたは、一人の人として大切にされ、あなたにとって一番良いと考えられる医療やケアを安心・安全に継続して受けることができます。
- あなたは、病院で医療を受けるとき、できるかぎり家族と過ごすことができます。
- あなたは、病気のことや治す方法について、わかりやすく病院の人に教えてもらうことができます。
そして、自分の気持ちや考えを伝え、分からないことを聞くことができます。 - あなたは、どんなときも差別されることはありません。
- あなたの、他の人に知られたくないことは、守られます。
- あなたは病院でも、遊んだり勉強したりすることができます。
- 子どもの患者さんとご家族へのお願い
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- あなたの病気やケガが良くなるために、からだや気持ちのことを出来るだけくわしく病院の人に話してください。
- まわりの人が気持ちよく過ごせるよう、病院のいろいろな決まりや約束を守ってください。
- 治療のことで分からないことや不安なことは、遠慮なく質問してください。
認定
日本医療機能評価機構認定書(認定第78号)

姫路聖マリア病院は、日本医療機能評価機構によって地域が必要とする医療において基幹的・中心的な役割を担い、高次の医療にも対応しうる病院であると認定されました。
マンモグラフィ検診施設画像認定証 第1497号

姫路聖マリア病院は、マンモグラフィ検診精度管理中央委員会によって老健第65号の定める検診制度管理の基準を満たす検診施設であると認定されました。
臨床研修病院 / 卒後臨床研修評価機構(JCEP)認定

姫路聖マリア病院は医師法第16条に基づく「臨床研修病院」として、研修医の育成に力を注いでいます。
また、NPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)による認定を受けています。
臨床研修の理念
キリスト教精神に基づく姫路聖マリア病院の理念を理解し、医師としての人格を涵養し、将来専門とする分野に関わらず、医学及び医療の果たすべき社会的役割を認識しつつ、プライマリ・ケアにおいて必要な基本的診療能力を身に付け、地域医療に貢献できる医師を目指す。
臨床研修の基本方針
- 兵庫県播磨姫路圏域における中核病院の一つとして、地域完結型医療を行う上で必要な、患者を全人的に捉えた診療が行える基本的臨床能力を身に付ける。
- チーム医療の一員として自身の役割を理解し、診療科間及び他職種との密な相互連携や地域連携機能を活用して、医療者として必要な基本的姿勢・態度及びコミュニケーション能力を身に付ける。
- 医師としての社会的責務を自覚し、生涯にわたって自己研鑽に努める態度を養う。
研修医が診療を
担当させていただくことについてお願い
当院は、医師法第16条に基づく臨床研修病院として、研修医の育成に力を注いでいます。
次世代の医師を育てることは、地域の皆さまが、安全・安心な医療を受けることができる環境づくりのひとつであり、当院の使命であると位置づけています。
研修医も診療を担当しますが、国が定めた基準に基づき「臨床研修指導医」に任命された医師をはじめ、多職種の職員が研修医の指導にあたっています。
今後も、研修医の育成に、ご協力をお願い致します。
- 研修医とは、一般的に卒後2年目までの医師を指します。
病院長
認定
姫路聖マリア病院はNPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)認定を受けています。

NPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)とは、国民に対する医療の質の改善と向上をめざすため、臨床研修病院における研修プログラムの評価や人材育成等を行い、公益の増進に寄与することを目的としています。
当院は、2018年8月1日付けで初回認定を受け、兵庫県下では4番目の認定となります。
第三者からの評価をいただくことで、自院の臨床研修の現状を把握でき、質の向上につながります。
当院では今後も良質で安全な医療を提供するため、臨床研修の質をより一層高めてまいります。
- 認定期間は4年ですが、認定証は2年毎に発行されます。
2024年 更新書面調査内容 コメント
前回訪問調査の指摘事項に関して、書面上、適切な対応策あるいは検討方針が示されていることを確認しました。研修の質向上に向けて、様々な優れた取り組みをされていることに敬意を表します。今後とも、2年間で幅広い総合診療能力を身につけた人間性豊かな医師を育成されますよう期待します。