姫路聖マリア病院の特長

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薬剤部の豆知識

Pharmacy Trivia

服薬を継続するために

薬を飲み忘れてしまう、面倒に感じてしまう、家族への服薬管理が大変・・・そんなお悩みはありませんか?
ここでの紹介する方法がそんなお悩み解消の一助となれば幸いです。

服薬アドヒアランスとコンプライアンスについて

服薬アドヒアランス:患者さん自身が薬について理解し積極的に治療に参加すること
服薬コンプライアンス:医療従事者の指示に従い、受動的に服薬に参加すること

きちんと正しく薬を飲むこと(コンプライアンス)が大切ですが、それに加えなぜその薬を飲んでいるかなどをご理解の上で治療に参加する(アドヒアランス)という考え方が推進されています。

薬の種類が多くて飲み忘れ、飲み間違いをしてしまう

薬の種類が多くなるにつれて、朝・昼・夕食後、寝る前など1日に飲む回数も多くなることがあります。また、同じような見た目の錠剤が増えて分からなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。

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薬を1回の服用ごとに分ける
→お薬カレンダー、小分けBOXに入れる

メリット:
痛み止めなど症状に合わせて薬を中止しやすい。
週1回の薬の飲み忘れも防ぎやすい
デメリット:
事前のセッティングが必要。

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薬局で薬をひとまとめ(一包化)にしてもらう

メリット:
薬を取り出しやすい。事前のセッティング不要。
「朝食前」などの印字や調剤薬局によっては色分けできることも。
デメリット:
薬局での待ち時間が長くなりやすい。
症状に合わせての薬の中止が面倒。
費用がかかる。

一包化するとお薬カレンダーへのセッティングもしやすくなります

その他にも病院、薬局にご相談いただくことで服用方法の変更ができる場合があります。例えば、朝食前、朝食後に服用していた薬をひとまとめに朝食後に変更することや不要なお薬を減らせることがあります。その一端を担うのが「おくすり手帳」です。薬の情報を一元的に知ることのできる大切な情報源となっていますので、ぜひご持参ください。
詳しくは、「お持ちですか?おくすり手帳!」をご覧ください。

口から薬を飲むことが難しい

以前は問題なく飲めていたとしても、最近薬を飲むのに時間がかかってしまうということはないでしょうか。
嚥下機能に不安のある方や服薬介助が大変という方には、普通の錠剤ではなくOD錠(口に入れてすぐに唾液で溶ける錠剤)に変更することで薬が飲みやすくなるかもしれません。OD錠が無い製剤もありますが、OD錠に1剤変えるだけでも時間が少し短縮できることがあります。

吸入薬が上手く吸えていない?

初めて処方された吸入薬はもちろんのこと、長年同じ吸入薬を使用していても上手に吸えなくなることはあると思います。
吸入薬の治療している方でコントロールが上手くいっていない患者さんの半数が吸入の手技を復習することで別の薬に変えることなく治療がコントロールできることもあるようです。吸入の方法を再度復習してみませんか。
合わせて「吸入薬の使い方」もご覧ください。

最後に

薬が余ってしまうなどの服薬アドヒアランスが低いことは決して患者さんだけの責任ではありません。少しでも気になることがあればぜひお伝えください。
患者さんの服薬アドヒアランスを上げるためには服薬介助される方の管理しやすい方法を知ることも大切です。例えば、介助者の方の都合で週1回飲む薬を水曜日から日曜日への変更も可能なことがありますので、些細なことでもご相談ください。