インフルエンザ
年末・年始にかけて毎年話題にのぼるインフルエンザ。
新型の登場による大流行で話題になったのも記憶に新しいですね。
そこで今回はインフルエンザについて紹介したいと思います。
そもそもインフルエンザって?
インフルエンザとは、インフルエンザウイルスの感染によって引き起こされます。風邪の場合は、先ず喉や鼻の症状から出現しますが、インフルエンザの場合、38~40℃の高熱があらわれます。また、次第に筋肉痛・関節痛や腹痛・下痢等の全身症状があらわれることもあります。
予防接種について
今年のインフルエンザワクチンには、去年流行した新型ウイルスのものと、新型と季節性のウイルス両方含まれているものがあり、当院では後者を使用しています。インフルエンザの予防接種は効果が現れるまで約2週間かかり、効果は約5ヶ月間持続します。また、インフルエンザウイルスは12月から3月にかけての気温が低く、空気が乾燥している条件を好みます。そして、乾燥した冷たい空気は喉や鼻の粘膜を弱らせ、ウイルスの進入を容易にします。その為、11月~12月ごろに接種すると効果的と考えられます。成人は1回、小児は2回の接種が一般的です。
インフルエンザワクチンは、微量ですが鶏卵の成分を使用してつくられています。卵アレルギーのある方は医師に相談してください。
インフルエンザの治療薬って?
インフルエンザの治療薬として、代表的なものに飲み薬の「タミフル」と吸入タイプの「リレンザ」があります。共にウイルスが体の中で増えるのを抑えてくれるお薬で、48時間以内の服用が効果的と言われています。薬は5日分処方されることが多いですが、これはウイルスが最低でも5日間は体に残っているためです。症状がなくなっても自己判断で中止せず、使用を続けてください。また、1回の使用で十分な効果が得られる薬も開発中です。
インフルエンザ治療薬についてのQ&A
- Q1.タミフルとリレンザは具体的にどう違うの?
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タミフルの場合は飲み薬ですので、体に吸収されてから効果を発揮するため、即効性に欠けますが、投与方法も簡単ですので、小児や高齢者にも使いやすいお薬です。リレンザの場合、吸入した薬剤がウイルスの主な感染場所である気管に直接向かうため、迅速な効果発揮が期待できます。しかし、吸入器の使用方法が少々複雑で、薬をきちんと吸入できてなければ効果も弱くなってしまいます。
- Q2.小さい子供にも使える薬はあるの?
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タミフルの小児用ドライシロップがあります。1歳以上から使用できます。
- Q3.子供がタミフルドライシロップは苦いと言って飲みたがりません。
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甘みが強い食べ物と一緒に服用するといいです。もちろん、味には好みがありますので、全ての子供が同様に感じるとは限りません。
★一緒に服用したとき、苦く感じにくいもの
チョコアイス、ヨーグルト、オレンジジュース、スポーツドリンク等
- Q4.インフルエンザ治療薬を使用している時に授乳しても大丈夫?
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薬は母乳中にも移行することがありますので、薬を使用した場合は授乳を避けたほうがよいと言われています。
- Q5.インフルエンザみたいだけど、病院に行けないときはどうしたらいいの?
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症状がでてから48時間以内の治療が効果的なので、できるだけ早く医療機関を受診されることをお勧めしますが、どうしても受診できないときは安静にして休みましょう。睡眠と栄養をとってください。水分補給もお忘れなく。