お持ちですか?おくすり手帳!
おくすり手帳の良い所って?
おくすり手帳による記録があると、医師、歯科医師、薬剤師が、あなたがどのような薬をどのくらいの間使っているかなどが判断できます。また、他の病院や医院などで薬をもらうときにも、医師・歯科医師や薬剤師にこの手帳を見せることで、同じ薬が重なっていないか、不都合な飲み合わせなどについての確認も行うことが出来ます。
おくすり手帳を活用するためには?
- 病院や医院、歯科医院、薬局に行くときは、毎回忘れずに持っていきましょう!
- 常に携帯しておきましょう!
災害、事故、旅先での急病時など緊急の場合に役立ちます。 - 必ず1冊にまとめましょう!
病院や医院、薬局ごとに分けてしまうと同じ薬の重複や副作用の再発を防ぐことや、不都合な飲み合わせがある薬を回避することが難しくなってしまいます。 - あなたの大切な情報を充実させましょう!
多くのおくすり手帳には、あなたの大切な情報を記載するページがあります。

- 氏名
- 性別
- 生年月日
- 血液型
- 年齢
- 住所
- 電話番号
- アレルギー歴
- 副作用歴
- 主な既往歴
これらの情報を記載しておくと、病院や薬局であなたの大切な情報源となります。
例えば
牛乳アレルギーである事を記載していれば...
牛乳の成分を含む薬の服用をさける事ができます
薬を飲んで具合が悪くなった事がある、
副作用歴に薬の名前を記載していれば...
副作用を起こした薬、違う名前で同じ系統の薬の服用をさける事ができます
アレルギー歴や副作用歴を記載し、医師、歯科医師、薬剤師が確認することで、あなたの身を守ることができます。 その他にも、薬について、わからないこと、困ったことなどがある時には、手帳にメモしておくと良いでしょう。
東日本大震災とおくすり手帳
東日本大震災では、津波被害などを受け、医療機関や薬局のカルテが消失してしまいました。 しかし、おくすり手帳を所持されていた方は、被災前の薬の記録(どのような薬を飲んでいたのか、どのような治療経過であったか)を把握することができました。 医療設備が十分確保されない中、おくすり手帳を所持されていた方へは緊急に薬を提供できたという事例も多くありました。
当院でのおくすり手帳に対する取り組み
血液をサラサラにする薬は飲んでいませんか?
血液をサラサラにする薬を飲んでいると、血が止まりにくくなることがあります。
そのため、手術や検査の前に薬の服用を中止する場合があります。おくすり手帳を見せていただくことで、中止する薬があるかどうか確認できます。
おくすり手帳についてご不明な点がありましたら、いつでも薬剤師におたずねください。