癌封治!
先週の土曜(9月13日)、朝起きて、体調が良かったので、京都は亀岡に行ってきました。目的は『お祈り』。以下、カトリック医療機関のブログとして不適切な内容ですが、お許しください (特にシスターたち、目をつぶってくださいね)
まず、姫路から亀岡って、けっこう遠いイメージですよね。でも、実は結構近い。姫路聖マリア病院からだと、ちょうど100km。それも、信号の少ない国道372号線をま~っすぐ進めばいいだけなので、2時間30分~3時間以内で着きます。しかも、高速道路を使わなくてもいいので、とっても経済的(^ο^)。例えばたかはし先生が乗っているロードスターRF(平均燃費 20km/l)なら、車の原価償却を無視すれば、180円/lのハイオクを 5l消費することになるので、片道900円で行けちゃいます。ね、結構お安くいけるでしょ。
さて、まず目指したのは、亀岡市内のはずれにある穴太寺(あなおじ)。西国三十三所の21番札所です。

西国三十三所の札所の中には、清水寺のように観光地化してしまっているお寺も多いのですが、この穴太寺は、ま~ったく観光地化されていません。何度訪れても、地元の方と、白衣・輪袈裟の巡礼者が、数名お参りされているだけの、静かなお寺です。ご本尊は、聖観世音菩薩さま。
そもそも、観世音菩薩は、顔が11個あったり(十一面観世音菩薩)、手が1000本あったり(千手観世音菩薩)、腕が6本あったり(如意輪観世音)、奇妙奇怪な姿をしていることが多いのですが、この聖観世音菩薩さまだけは、顔が1つ、腕が2本という、ごく普通の恰好をされています。つまり、人間と同じかっこうですね。たかはし先生は、この点が好き。それに、静かなのも好きだし(にぎやかなのは嫌い)。穴太寺は大好きなお寺のひとつです。
さて、穴太寺にも行きたかったのですが、この日のメインは、ここ。

延喜式内 稗田野神社
……って、あまり聞いたことないでしょ。でも、このお宮さん、そのみちでは有名なお宮さんなんです。
御利益は、なんと『癌封治(がんふうじ)』!。いいでしょ(^-^)。
神社自体は、和銅2年(西暦709年)開基の非常に古いお宮さん。御祭神は保食命(うけもちのみこと)だそうで。名前のとおり、穀物の起源神で、五穀豊穣、食を司る女神さまなんだそうです。「がん封じとは関係ないやんけ。」と言われそうですが、がん封じの御利益があるのは、境内にある樫の木。


聖母讃美唱歌のひとつ「マリア様のこころ」に歌われている、あの「私たちを守る強い樫の木」です。そもそも樫の木の幹は、まっすぐ伸びる、固い幹なのですが、この神社の樫の木はこぶだらけ。これをみた植物学者の先生が、「これは木の癌だ。」と言い出したのが、ことの始まりとか…。ま~、効くか効かないかわかりませんが、信じるものは救われる。気になるひとは、『なでなで』しに行ってみてもいいかも(^ο^)。
以上、癌封治のおさそいでした。
たかはし